ちょっと節穴

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※追記アリ※『ゲド戦記』からの『ヒックとドラゴン』感想からの『クレヨンしんちゃん アッパレ! 戦国大合戦』

大量のバナナパンケーキを焼きながら、なんとな~く『ゲド戦記』を観ていました。
ジブリにあんまり興味がないものできょうが初めての鑑賞だったんですが、う~ん、こりゃ確かにアレですな。アレです。
色んな設定が生きてないよね。伏線なしに突然現れる真実とかね。逆に伏線っぽかったのが回収されなかったりね。上手くないよね。主人公が暗くてスロースターター過ぎるのもね。イラっとくるよね。トラック野郎は超カッコよかったね! ユパ様的存在だけど、あの人がゲドでタイトルが『ゲド戦記』なんだから、もっあっちにスポットを当てればよかったのでは? と思います。主人公が誰なのか、今一つハッキリしませんでしたな。
しかし音楽がケルト調ですごくよかったです。
インストゥルメンタル曲に関してはジブリ臭もまったくしなかったし。サントラほしいな。


で、ドラゴン繋がりでずいぶん前に観た『ヒックとドラゴン』のことを思い出しました。
こっちの映画はですね、「アニメとして」だけではなくて「映画として」非常に出来のいい作品でした。子供向けの体をとってはいるんですが、大人でも青春映画として楽しめるもので、ここ何年かの映画のなかでもかなり出来のいい部類に入るものだと思います。

ストーリーは王道です。
「村一番のヘタレ(しかも村長的存在の息子)でいじめられっこのギークがひょんなことから出会ったドラゴンと信頼関係を築いて成長していき、恋も手にいれ、パパとのコンプレックスだらけの関係も乗り越えちゃうかんね!」
みたいなね。
でもすごく丁寧に主人公が成長していく様を描いているのですよ。主人公のヒックはあんまりにもヘタレすぎてバイキングの村の生活に上手く順応できていないのです(そこで生まれ育ってるのに……)。でも一匹のドラゴン(この子がまたかわいい! たぶんベースはにゃんこです)と出会って面倒を見ることで成長し、友達(ドラゴンじゃなくてね、人間の友達。この世界ではドラゴンはあくまでも「ペット」ないしは「家畜」らしく、その辺が非常に西洋的だな~と感じます。そこだけ、感覚が今一つ分からないので違和感を感じました)手にいれたり、勇敢さを身に付けていったりするのです。それでラストにね、なかなかう~んと唸ってしまうオチが用意されています。ヘタレは成長と引き換えにあるものを手放すことになるのですが……それが子供向け作品とはとても思えないような重みのあるものなんですよ。アホみたいな表現ですけど「今風」って言うのかな。この映画を作った人々の「攻めの姿勢」が垣間見れるオチです。

とにかく! とっても素晴らしい映画なのでぜひ一度観てみてください!

そういえばエンディングテーマを歌ってたのはアイスランドの妖精・ヨンシーでした! オチだけじゃなくて音楽もめっちゃ攻めてる!


あ~そういえば、『ヒックとドラゴン』の完成度の感じが何かに似てると思ってたんですが、アレだ。クレヨンしんちゃんの『アッパレ! 戦国大合戦』だ。内容自体は全然違いますけど、「子供向け映画であるにも関わらず、映画作品としての質が非常に高く、なおかつ子供向けとは思えないほどのほろ苦さを持っている」という点では一致します。

そんなわけで、『クレヨンしんちゃん アッパレ! 戦国大合戦』もホントにここ20年くらいの邦画の中でも5本の指くらいには入るであろう出来のよさなので、こっちもぜひ観てください! 草剪くんの『BALLAD 名もなき恋のうた
なんて絶対に観ちゃダメよん。必ずしんちゃんの方をね!

※以下、追記です。

『アッパレ! 戦国大合戦』は、黒澤明の『隠し砦の三悪人』へのオマージュに溢れてますので、まずはそっちから鑑賞してくださいそういえば!
絶対に黒澤明のほうをね。松本潤主演のやつじゃなくてね。

そういえば、『アッパレ! 戦国大合戦』も音楽がよかったな~エンディングテーマをダンス☆マンが担当してるんですけど、すごくよかったです。