ちょっと節穴

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失恋モードでハイ・フィデリティ / 映画も原作もネタバレよん!

絶賛失恋モードのわたくしでございます。

とはいえ、自分の置かれた状況がハッキリしたらごはんはしっかり食べられるようになり、眠れるようにもなったので、「なんか分からんけど様子がおかしい」っていうのは人間にとってものすごいストレスなんやなーと実感しました。

そんで『ハイ・フィデリティ』ですよ。
失恋作品の金字塔! 今読みたくて観たくてしょうがない!

私は原作も映画も大好きです。映画から入ったのが良かったのかな? 高校2年生のときに映画を観てドはまりして、作品を録画したビデオテープ(12年前はまだVHSが主流でした)を、テキトーに早送りしたり巻き戻ししたりして、止まったところで再生して観たりしてました。何ヵ月も何ヵ月も。その頃はまだインターネットもそう主流でもなくて、だから原作があるなんてことも知らなかったんですけど、偶然そのちょっと後くらいに『アバウト・ア・ボーイ』の映画が公開されて、そこでこの作品には原作があって、ニック・ホーンビィという人が書いてるんだということを知ったのです。

映画があれだけ面白いんだから、原作はもっと面白いに違いないという私の読み(誰でも分かるよね!あはは)は大当たりし、映画以上に原作にはハマりました(おかげで本はボロボロセロテープでめっちゃ補強して、最近とうとう二冊目を購入したわ)。


さて、以下からネタバレが入ります。



























このお話は、主人公・ロブの元を同棲相手のローラが出ていくところから始まります。
で、すったもんだの末に復縁するまで、が描かれているのです。

面白いのは、ロブもローラも「相手に夢中だったことがない」と公言してる点です。でも言葉ではそう言ってるんだけど、行動を見てると全然そんなことないんですよね。ロブはほとんどローラのストーカーだし、ローラもロブに対して心広すぎだし。

何なんでしょうね。二人のこのお互いに対する気持ちと言うのは。離れたりくっついたり、全く安定しない。そんなにローラに入れ込んでないとか言ってる割りにロブはストーカーだし、ローラはローラで自分のお父さんが死んだときに、新しい彼氏じゃなくてロブに頼っちゃう。つかずはなれず、なんですよね。


しかしね、自分が今回の別れを経験して思ったことは、上手く離れられないのはちゃんと向き合ってこなかったからだってことです。実は今までも何回もこの人とは別れるの別れないのを繰り返してきたんですが、なんでそんなにくっついたり離れたりを繰り返してきたのかを考えたら、とにかく向き合ってこなかったな、と。これはお互いにね。別れる、って決まってから彼が色々重い口を開いてくれて、何を考えてたのかとかを話してくれて、やっとちょっとお互いの関係に向き合えたかな、と思います。なんも考えてないと思ってた彼が(だってあんまりにも深刻な話題を避けるから)、想像以上に的確に状況を把握してたことも分かりました。そして、私は付き合ってる間に変わっていたけど、彼自身は全然変わってなくて、変わる勇気もまだないのだということも。残念な、悲しい話ですけどね。私たちの場合はそれがちゃんと向き合った結論でした。



そんで、ロブとローラもお互いと向き合ってないんですよね。ロブは人生のいろんなことが恐ろしすぎて深刻なことは見ないようにして生きてるし、ローラはそんなロブが今一つ信用できなくて、大事なことを話し合わないで決めちゃうし。色々噛み合わなくなった結果がローラが出ていくという最初のシーンな訳です。

でも一度関係をリセットしてみたら、お互いに「あんなやつ!」とは切り捨てられなかった。それで自分達の関係に向き合わざるを得ない状況になってしまった。そうなって初めて、二人は相手が自分にとってどういう存在だったか、を考えて、意識するようになったんだなぁ、と。この二人は結果的に元サヤに戻ったけど、このまま「やっぱり別れて正解だった」って結論に達する人もいるでしょう。でもとにかく、考えるだけ考えて、ぶつかるだけぶつからないと納得なんてできないよね。


ロブとローラが寄りを戻すシーンは、原作と映画ではちょっとだけ違います。時間の問題なんだろうけど、原作の方がより丁寧で、私は好きです。ロブはサイテーだけどね! 映画の方だとちょっとあっけなさすぎかな。原作の方で復縁を決意したローラが言うセリフ、酷いようだけどあれって真実に近いよな、と思います。そして同じく、(これは映画も原作も共通だけど)ロブがローラにプロポーズする理由も。

きっと世の中、そういう縁でできてるんだろうなぁ。


あー、納得したとはいえ、早く立ち直りてぇ!