ちょっと節穴

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エレメンタリー シーズン2第十話『女王陛下の暗殺者』ネタバレ感想

今回は回想と現実が入り混じる形式でお話が進みました。
シャーロックの人間成長物語でもあるこのお話。ベネディクト・カンバーバッチ版ではより近い人物を失うことでシャーロックが自分の不遜さを反省することになりましたが、こちらのジョニー・リー・ミラー版ではドラマオリジナルキャラのマーカス・ベル刑事を傷つけてしまい、そのことで自分を改めようと努力することになる……ようですね。
 
直接攻撃したのはシャーロックではないけれど、自分の行動が原因で結果的にマーカスに大けがを負わせてしまい、マーカスは警察官の仕事に戻れるかどうかわからなくなってしまいました。シャーロックはなんだかんだ言ってマーカスのことを友達として大事に思っているので、これにはかなり堪えている模様です。
 
で、この回では人と人との間の思いやりが色んな形で描かれていたように思います。
 
例えば、最初に思いやりを示したのは以外にもシャーロックでした。マーカスにけがをさせてしまったことへの負い目もあるのでしょうが、自分を尋問する検察官が依存症患者であることを見抜き、嘲笑するのではなく「一人じゃないよ」というメッセージを伝えました。その場では何も起こりませんでしたが、判事がNY市警に対して「二人の顧問契約を解除すべき」という勧告を出したとき、検察官が一緒に会合へ行かないかと誘ってくれます。
「顧問契約を解除すべき」というのは「勧告」であったため、NY市警の本部長は二人を着るか、切らないかの決断を迫られます。二人を切ってしまえば今まで二人が解決した事件もすべて再捜査になる可能性があるし、かといって今後また同じことが起こる可能性がある中、それでも署員に彼ら(まぁ実質シャーロック一人だけだけど)と一緒に仕事をさせたくもない。そして何を思ったか本部長はマーカスに決断してもらうことにします。これは本部長としてどうなのよ、とは思いますが、後の責任を全部被ってくれるならまぁいいのか。
で、マーカスは二人を追い出すべきではない、と回答します。そのおかげで二人はコンサルタントを続けることが可能になりました。マーカスは自分の感情に流されることなく、客観的に判断してこの結論を出したのでしょう。これも基本的にはマーカスが自己中心的でなく、思いやりのある人物だということの表れだと思います。
 
判決が出て、つらそうな顔のジョーンをグレッグソン警部が優しくエスコートしていくのも思いやりだし、ジョーンやグレッグソン警部がシャーロックにヤイヤイ言うのも思いやりだしね。
 
そして当のシャーロックは中々お見舞いに行こうとしませんでした。辛すぎるもんね。
やっとやっとでお見舞いと謝罪に行って、リハビリにおいて世界一の医者を紹介するし、医療費も全部負担すると申し出ますが、「この病院で満足してる」「もう来ないでくれ」と言われて落ち込みまくりです。
でもそう、謝罪と言うものは、許してもらうためにするものではないですからね。ただただ自分の気持ちを楽にするためのものでしかないのです。シャーロックはそこん所は分かっているだろうけど、まぁつらいよね。