ちょっと節穴

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クリスティーナ・アギレラ "Liberation" ネタバレレビュー

クリスティーナ・アギレラの5年半ぶりのアルバム "Liberation" を買ったのでネタバレレビューを書きますよ!

まず、大ヒットしそうな曲は一曲も入ってません。断言します。
クリスティーナ・アギレラがチャート・フレンドリーな曲をアルバムに入れてたのってホントにデビューアルバムだけだったなぁと思います。アルバム全体として聞かせることを目的としているんだろうなぁということがよくわかる作りです。めっちゃくちゃ盛り上がる曲が一曲もないんですが、飽きることもあんまりなさそう。
浮遊感のある音楽って大好きなんですが、今回のアルバムはそういうのが多かったです。ちょっとだけ日が落ち始めて、まだ世界は明るいんだけどオレンジがかった黄色とかピンク色に染まった雲に乗ってるみたいな曲。この「カラフルに染まった雲の中を浮かんでる」って
もしかしたら今までのアルバムの中で一番好きかもしれません。
アルバムの前半に比較的大げさな傷ついてたり怒りを込めたりした曲("Maria" とか "Fall in line" とか)が多く配置されていて、後ろに行くほどハッピーになってきて肩の力が抜けていく感じ。で、真ん中からちょい後半くらいまでは二人で幸せあははんって感じだったのがさらに進むと彼女が強くなって、ラスト一曲で見せてくれる強い愛。みたいな。そんな作りに聞こえましたよ。


 

1.    "Liberation"

90年代っぽいインストゥルメンタル曲。
そうだよなぁ……もう20年も前だし、そろそろ回帰してくる時代だよね。
 

2. "Searching forMaria"

この曲に相当するものがアルバム(iTunesで購入しました)にクレジットされてないんですが……なぜ? たぶん次の "Maria" にくっついて飲まれてますね。
 
3. "Maria"
カニエ・ウェストのプロデュース曲。
このアルバムに入っている中ではやや大げさな感じの曲。さすがカニエって感じ。プロデューサーの名前を見てるとハドソン・モホークとかも発見!
曲が終盤に差し掛かっていくごとに怒涛のように重ねられるボーカルは結構好きです。そんで歌いきってからのクリスティーナの怨念のこもったうなり声のような歌い方も最高です。
 

4. "Sick ofSittin'"

ザーッツ70年代ロック!
いいねぇ!  調べてないからわかんないけど、70年代の曲をサンプリングしてるのかな? アンダーソン・パークが作・プロデュースしてます。
 
5. "Dreamers"
 女の子たちが夢を語ってるインタールードなんですが、この子たちの「本当の夢」を語っているのか、セリフを言わせているだけなのかイマイチ判別がつかない内容です。あんまりこういうのは趣味ではなかったりします。いや、別に夢を語るのは悪いことだとは思いませんが、こうやって消費するもんでもないよね。
 

6. "Fall inLine" (featuring Demi Lovato)

これもアレンジが70年代風味。大げさ方面の一曲ですがこれはこれで好きですよ。
デミ・ロヴァートちゃんをフィーチャーしてます。二人ともめたくそ歌がうまいんだよね。
アヴィーチーたんの "Addicted to you" でボーカルを取っていたオードラ・メイさんとジョン・ベリオンさんの作品。
雨が降ってるみたいでどんよりしてて大好き。大人になったらこんな気分のときってしょっちゅうあるよね。
 

7. "RightMoves" (featuring Keida and Shenseea)

この曲めっちゃいいやで! フィーチャーしているケイダさんもシェンシーアさんもレゲエ・アーティストなのでこの曲もレゲエ風味。
アレンジのどこかすっとぼけた感じも好き。「アイスの実」みたいな曲です。音が真ん丸でカラフルでポンポンしてて可愛い。全体的にシャーベットカラー。でもたぶんエッチなことを歌っていると思われる。
ジュリア・マイケルズちゃんが作曲に関わってます。プロデューサーのシェ・ポープさんはいろんな芸名をお持ちでそれが秀逸。シェ・ゲバラとか。シェ・ヴィシャスとか。
この曲を聞いてると、クリスティーナはゴティエさんとも意外と相性がいいのでは? と思います。実験的なのが好きな者同士、上手くいくと思うんだけどなぁ。ちょっと "This is the only way" を思い起こさせてくれる曲でした(似ているわけではないんだけど、世界観が近いように感じます)。 
アルバムはこの曲からどんどん怒りや悲しみから解放されて行きます。
 

8. "Like IDo" (featuring GoldLink)

イントロから続く70年代風味感が大好き。夜じゃなくて真っ昼間からベッドでいちゃいちゃしたあとにじゃれてるみたいに聞こえます。
アンダーソン・パークの作・プロデュース曲です。メインで曲を作ったと思われるジョナサン・パクさんはブエノス・アイレス生まれの韓国系アメリカ人。
なんの音かよくわかんない、小鳥の声みたいな音がかわいい。

 
9. "Deserve"
好き! 好き! ジュリア・マイケルズちゃんとエメネケさんの作・プロデュース曲です。浮遊感半端ない! 空に吸い上げられてピンク色の雲の中でお日様の柔らかい光を浴びてるみたいな曲。以上!
私によく起こる、好きな曲ほど特に何も書けない現象。
 
10. "Twice"
出だしの部分は大好き。イギリスの古い民謡とか、暗いクリスマス・ソングみたいな作り。あとちょっとだけイモージェン・ヒープの  "Hide & seek" を思い出しました。 ……だけどコーラス部分はイマイチ。暗い曲でももっと盛り上がりは必要です。
 

11. "I Don't NeedIt Anymore (Interlude)"

きれいなハーモニー! と思ったらちょっと不協和音気味になったりして大好き。
 

12. "Accelerate"(featuring Ty Dolla $ign and 2 Chainz)

ピッチ・フォークか何かで「何かを目指したのは分かるけど、目指した先になんもなかった感じ」とか結構ひどいことを書かれてました。分かるけど……分かるけど私は好きやで!
 

13. "Pipe"(featuring XNDA)

フィーチャーしてるXNDAさんがどういう人なのかあまり情報がないのですが(まぁ大して探してもないんだけど)、声を聴く限りは若い(とても若い)男性のよう。
こちらも真っ昼間からベッド系の曲。明るい室内。白いベッドシーツ。電気なんか付けなくたって十分明るいよね。
クリスティーナのこういう歌い方好きです。叫ぶ系の歌い方よりも、話しかけるような、呼びかけるような歌い方。かわいい。
 
14. "Masochist"
あかん……もう……大好きなんや……こういうイントロ……! メロディもアレンジもめちゃくちゃ好きなんや……!
曲をクリスティーナと一緒に作ったのはダリル・キャンパー・Jr.さんとティム・アンダーソンさんなんですが、ダリルさんはともかくティムさんが何者なのかさっぱり分かりません。
何でしょうね。強いて言うならカイゴさんが2009年くらいのアノラークの曲を1998年っぽく仕上げた感じです。分かりづらいですがそんな感じです。90年代後半ってこういう音の重ね方をしてる曲が多かったんですよ。私の青春の音。
 

15. "Unless It'swith You"

ええよ……すごくええよ……リッキー・リードの作・プロデュース曲で、・ソングライターの中にはテディ・ガイガーの名前もあります。一人で立って歌ってるみたいな。さっきまで誰かとベッドにいた様子だったけど。彼女が誰かを支えてるような曲(に聞こえる)。